リージェントストリート(Regent Street) film photography
イギリスのEU(欧州連合)離脱の決定により、アイルランドのパスポート(旅券)を申請する人が急増しているとのことです。
2005年1月1日以前にアイルランド島で生まれた人は誰でもアイルランド市民権を得られ、両親がアイルランド人の人もアイルランドのパスポート申請資格が与えられています。
在ロンドンのアイルランド大使館でも「この数日、アイルランドのパスポートの受給資格に関する問合せが増加している」と認めています。
なぜ、アイルランドのパスポートがほしいのか?
EUの市民権を持っていれば、EU域内を自由に移動でき、加盟諸国では就労許可なしで職を探すことができます。さらには公共医療機関を利用したりと福祉をはじめ色々な権利を受けることができるのです。
なので、EU離脱を決めたイギリスでは、EU市民権を保持しようとアイルランドのパスポートを申請する人が増えており、北アイルランドでは異常な多さになっているとイギリスの郵便局の窓口機関でパスポートの申請も取り扱っているポスト・オフィスの広報担当者も、正確な数は把握していないとしつつも認めている。また、北アイルランドの首都ベルファストの中央郵便局では、パスポート申請用紙が在庫切れになったと通知している。
EU市民でいることはメリットも多く、今回のEU離脱の結果に少なからず後悔の念を感じざるを得ない人も多いのでしょう。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00000026-jij_afp-int