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イギリスEU離脱決定後、ヘイトクライムが前月より57%増加

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London County Hall (ロンドンカウンティホール)

 

ヘイトクライム。日本ではあまり耳しない言葉ですが、欧米では社会問題になっています。ヘイトクライムとは、人種、民族、宗教などへの偏見、差別感情が原因で起こる犯罪のことです。

 

なぜ、EU離脱決定後のイギリスで急増なのか?

今回のイギリスの国民投票EU離脱を支持した人たちは、東欧から移民が多すぎるという移民問題に注目し、反移民感情が噴出しているということが原因のようです。

 

イギリスのEU離脱が決定した後の週末に、ロンドンのあるポーランド移民が集う施設の玄関に「出て行け!」という汚いことが書かれていたのが発見され、警察当局が調査している他、ポーランド系移民を差別する内容のチラシがハンチントンイングランド中部で配布されたと警察が発表しました。

ヘイトクライム被害は、このポーランドの施設のオープン以来42年間で初めてのことで、国民投票以降のヘイトクライム件数は、前月同時期に比べて57%も増加しているとのことです。

 

被害を受けているのは、ポーランド人だけでなく、イギリスのイスラム教徒の団体によれば、国民投票後の週末2日間だけで、「自分たちは離脱を選んだ。お前たちは出て行け」などといった非常に多くの差別的な言動が報告されています。

イスラム教徒で初めてロンドンの市長になったカーン市長も、「私が懸念しているのは、国民投票以降、移民のの悪口を言ったり、差別的なことを落書きしてもいいと思いこんでいる人が増えていることだ。そんなことは許されない」と述べています。

このような動きがある中、キャメロン首相は議会で、「ポーランド系移民が英国に多大な貢献をしたことを忘れてはならない」と述べ、「ヘイトクライムなどの攻撃は許さない」と非難しました。

 

イギリスのEU離脱は、世界経済だけでなく、ヘイトクライムまで引き起こさせる出来事となっています。

 

参考:http://news.yahoo.co.jp/pickup/6205789

 

 

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