ボンドストリート (Bond Street)
イギリスのEU(欧州連合)離脱交渉を行うキャメンロン首相の後任を決める与党・補修等党首選の候補者推薦がイギリス30日正午(日本時間20時)に締め切られました。
最有力候補とみられていたボリス・ジョンソン前ロンドン市長が、EU離脱派の中心的役割を果たしていたが、ここへきて出馬を辞退しました。
これにより、残留派だったテリーザ・メイ内相と、マイケル・ゴーブ司法相の一騎打ちとなる可能性が高くなりました。
選挙結果は、9月9日に発表される予定。
党首選への立候補は、下院議員2人の推薦が必要です。選挙は、党下院議員団により候補者を2人に絞り、一般党員の郵便投票により実施されます。
ジョンション氏は会見で、EU離脱を率いるのは「自分ではありえない」と明言し、党の新執行部の支援に回る以降を表明しました。
メイ氏は出馬表明の記者会見で「EUに残ろうとしたり、裏口から再加盟しようとしたりする試みがあってはならない。2度目の国民投票もない」と、断固として離脱を進める考えを明らかにしました。
一方、ジョンソン氏を支援するとみられていた離脱派ゴーブ司法相は、「指導力を発揮できない」とジョンソン氏について評し、立候補を表明しました。
その他、スティーブン・クラブ雇用・年金相、リアム・フォックス国防相、アンドレア・レッドソム・エネルギー担当閣外相が出馬しています。
ジョンソン前ロンドン市長が出馬しないのは、意外でした。メイ内相が優勢のようで、EU離脱をめぐる協議は年内に開始すべきではないとの見解を示しています。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160630-00000134-jij-eurp