今回は、日本語ビジネスメールで鉄板の「~していただけますと幸いです。」とか「~
にいただけますと幸甚でございます。」の表現についてです。
相手にやんわりお願いしたり、自分の行為や行動が役に立つことを期待したときに使う
表現ですね。
普段の言葉遣いだと、「~だと嬉しいなぁ。」「~してもらえたら助かる!」「~して
もえたら有難い。」という意味合いの、丁寧な表現として使います。
そして、この表現は、あくまで現時点での表現ではなく、これから・未来に対する表現
ですね。
ですので、ビジネスメールでこの「~していただけますと幸いです。」とか「~にいた
だけますと幸甚でございます。」の表現を英語で書くときは、(助)動詞に注意して書
くようにします。
お役立ていただければ幸いです。
~幸いです。~幸甚にございます。appreciateを使って
さて早速、「~していただけますと幸いです。」や「~にいただけますと幸甚でござい
ます。」の表現を、2通りの英語表現でご紹介します。
① would appreciate it if you could ~
・日本文(例)
お手すきの際に(できるだけ早めに)、
ご連絡いただけますと幸いです/幸甚にございます。
・英文(例)
I would appreciate it if you could get in touch with me at your earliest convenience.
*なぜ、”Would"や”Could”になるのか?
現時点では、行われておらず未来の確定していない事柄で丁寧な表現になるので、過去形のwouldとcouldを使います。
ポイント:at your earliest convenience
”お手すきの際”の表現ですが、直訳や「あなたが最も都合の早い時に」という意味にな
りますが、「ご都合の良い時に」とか「できるだけ早めに」のニュアンスを込めて使う
ことができます。
似たような表現で「as soon as possbile = ASAP」がありますが、お客さんへの表現と
しては、不適切なので、社内などで使うようにします。
・get in touch with ~:~に連絡する
② One's 名詞 would be much appreciated.
こんな書き方もできます。
・日本文(例)
できるだけ早めに、お返事いただけますと幸いです/幸甚にございます。
・英文(例)
Your urgent response would be much appreciated.
この英文の直訳は、「あなたの急ぎの返事が、とても感謝されるでしょう。」となります。
日本の文章にはあまりない表現の無生物主語の文ですね。
人ではなく、物や事が主語となる文章なので、動詞の形が受動態になります。
日本語の文を書くとき、物を主語として文章を書く発想があまりないので、この文章はなかなか思いつきませんよね。
が、うちのイギリス人ネイティブの英文ビジネスメールを見ると、
文末にはこの表現をよく使っています。というのも、便利!だからと言っています。
なぜなら、Your urgent response would be much appreciated. のurgent response
を伝えたい単語(名詞)に変更すればいいだけだからだそうです。
(例)
・確認いただけると幸いです。
Your confirmation would be much appreciated.
・ご支援いただけると幸いです。
Your assisitance would be much appreciated.
と、変えて使うと、バリエーションが増えますし、こちらの表現だと、
文章が簡潔になります!
是非使ってみてくださいね!!
以上、今日は、『~幸いです。~幸甚にございます。』would appreciate it if you could とOne's 名詞 would be much appreciatedしでした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
毎日コツコツ聞いてリスニングアップ!!30日間だけ頑張ってみる!
徹底的に学習すれば、TOEICスコアは2か月でアップ!!
スポンサードリンク