Big Ben(ビッグベン)
イギリスで6月23日に行われた国民投票の結果でイギリスのEU離脱が決定したことで、イギリスのキャメロン首相が辞任を表明したことにより、次期首相を決める保守党党首選が始まりました。
第1回目の投票結果が7月5日に発表され、1位テレーザ・メイ内相166票、2位アンドレア・レッドサムエネルギー担当閣外相66票、3位マイケル・ゴーブ司法省48票、4位スティーブン・クラブ雇用年金相34票、5位はリアム・フォックス元国防相16票という結果でした。
この結果を受けて、4位のスティーブン・クラブ雇用年金相は撤退を表明、5位のリアム・フォックス元国防相は脱落し、両氏とも1位のテレーザ・メイ内相の支持に回ると表明していました。
第2回目の投票は、3名での争いになりますが、現時点で下院議員の過半数の得票数を得ており、最有力とされてるテレーザ・メイ内相は確実とみられ、実質2位争いとなると見られています。
テレーザ・メイ内相は、第1回目の投票結果の後、「私だけが党全体から支持を得られる」と余裕を感じさせる発言をしています。テレーザ・メイ内相は党内での要職経験もあり、テロ対策責任者の1人で、現キャメンロン首相をサポートしてきたEU残留派でした。保守党党首選の立候補の会見では、国民投票の結果は尊重し、2回目の国民投票はないと明言し、イギリスの対EU離脱交渉戦略が決定するまでは、離脱通知はせず、年内の交渉はしないとの見解を示しています。
7月7日 第2回目の投票が行われます。