ロンドン市内や近郊を移動したりするときは、地下鉄や電車、バスを利用することが多くなりますが、ロンドンの地下鉄やバスを利用する場合、オイスターカードと呼ばれるプリペイドカードを購入すると非常に便利です。
このオイスターカードで切符を購入すると料金が少し割引され、現金で購入するよりもお得なります。
そこで今回は、ロンドンの地下鉄料金とオイスターカードについてやTopUp(チャー)の方法をご紹介します。
この情報がロンドンを旅行したり、留学する方のお役にたてれば幸いです。
オイスターカードって何?
簡単にいうと、ロンドンの乗り物に乗車する時に使えるIC付カードのことで、日本のSUICAと同様の機能がついています。オイスターカードは、ロンドンの地下鉄、バス、DLR、フェリーなどで使うことができます。
オイスターカードには2つの種類があります。
- TopUp(チャージ)オイスターカード:有効期限がなく、カード残金がなくなったら、チャージしながら使うカード。カード返却時に返金してもらえるデポジット£5が必要となります。
- トラベルカード:有効期限は、1日、7日、1カ月、1年とあり、紙仕様の乗り放題のチケットです。1日、7日の料金を調べられます→ Travelcard | TfL Visitor Shop 7日~1年の料金を調べられます→ Oyster online - Transport for London - Error
どれを購入するとお得かは、滞在場所と滞在期間によって選ぶとよいでしょう。
オイスターカードは、改札やバスの乗降口にある丸い黄色のリーダーパネルにタッチするだけで改札を通過できる仕組みになっています。
ロンドンの地下鉄料金とZone
ロンドンの地下鉄はZoneごとで料金が区別されており、Zone1~Zone6まであります。ただし小さいエリアではZone7・8・9もあります。
また通勤ラッシュの時間帯をピークタイム(午前6:30~9:30)とそれ以外の時間帯をオフタイムで料金が違います。チャージ式のオイスターカードで一日何度も乗車していると、ある一定の金額に達するとそれ以上の金額が請求されなくなるシステムです。
下図はロンドンの地下鉄の料金表となります。ロンドンにお越しの際は、参考にしてください。(2017年4月)
サイトでも料金を調べることができます。→Single fare finder - Transport for London
地下鉄料金 Zoneごとの片道料金(オイスターカードと現金)
Zone | オイスターカード払いの片道料金 | 現金払い片道料金 | |
---|---|---|---|
料金 | ピークタイム | オフタイム | |
Zone1 | £2.4 | £2.4 | £4.9 |
Zone1-2 | £2.9 | £2.4 | £4.9 |
Zone1-3 | £3.3 | £2.8 | £4.9 |
Zone1-4 | £3.9 | £2.8 | £5.9 |
Zone1-5 | £4.7 | £3.1 | £5.9 |
Zone1-6 | £5.1 | £3.1 | £6.0 |
Zone2-6 | £2.8 | £1.5 | £5.9 |
地下鉄料金 オイスターカードの料金一日上限金額
Zone | オイスターカード払いの片道料金 | ||
---|---|---|---|
ピークタイム | オフタイム | バス | |
Zone1-2 | £6.5 | £6.4 |
全てのZone共通 £4.5 |
Zone1-3 | £7.6 | £7.5 | |
Zone1-4 | £9.3 | £9.2 | |
Zone1-5 | £11.0 | £11.0 | |
Zone1-6 | £11.8 | £11.8 |
オイスターカードのTopUpの仕方
イギリスでは、TopUp(Pay as you go)はチャージすることを言います。
TopUpは、ロンドンunderground地下鉄の切符売り場に設置してある自動販売機で簡単にできます。支払い方法は、クレジット(デビット)カードと現金の2種類があり、自動販売機は両方の支払い方法に対応したものとカード払いだけのものがあります。
これが地下鉄の切符を購入したり、オイスターカードにTopUpできる自動販売機です。
現金とカード払い用でZone1の駅の機械です。
自販機の画面は英語で説明してありますが、一番最初の画面では言語を選択することができる(画像の下段に並ぶ国旗のマーク)ので、日本語を選択してからTopUpしていくこともできます。
それでは、英語表示のまま説明していきます。
1.丸い黄色のリーダーパネルに、オイスターカードを1度タッチしてはなします。
2.すると、現在のカード残額が表示され、画面上部には「£2.5」と表示されています。向かって左側にはチャージしたい金額が表示されているので、希望金額にタッチします。ここでのチャージ金額は£5とし、画面の£5ボタンをタッチ。
3.次に画面が変わり、上部にはチャージ金額£5が表示さ、下段には可能な支払い方法が表示されます。この機械は、現金コイン払い、現金ポンド札払い、カード払いが可能です。
4.カード払いにするので、最下段にあるカード挿入口にカードを矢印方向へ挿します。今、カードが入ってます。
5.テンキーの上の表示バーに、カード情報読み取り中のメッセージが出ています。
6.次は、表示バーにはPINコード(暗唱番号)入力するように表示がでているので、テンキーを押して、右側にある○印のボタンを押す。
7.PINコードが間違いなく押されると、カードの決済処理が行われ、表示バーにはカードを抜くように表示されます。
8.カード払いでチャージ金額£5の支払いが済んだので、最後はオイスターカードにチャージするため、丸い黄色のリーダーパネルにタッチするよう表示がでるので、最初と同じようにオイスターカードをタッチ。
9. チャージ完了の最終画面が表示され、チャージされたカード残金が表示されてチャージ完了です。
(ここでは、金額が違いますが)
10.ちゃんとTopUpされたか確かめたい場合は、最初の画面で丸い黄色のリーダーパネルにオイスターカードをタッチして表示された金額は、無事にチャージが完了した£7.5になっていました!
TopUp時に使うクレジットカードについて
TopUpの仕方、日本語表示がなくても簡単ですよね。ロンドン旅行の際はぜひオイスターカードで観光してくださいね。
TopUpのカード支払いの時でおわかりかと思いますが、サイン用のクレジットカードは自動販売機では使用できません。IC付のクレジットカードのみ使用可能ですので、注意しましょう。
必ず1枚は持参してほしいクレジットカードは?
最後にクレジットカードについてのお話です。3カ月未満の海外旅行や留学に行く時は
次の3つの条件が入っているクレジットカードを1枚必ず持参してほしい。
- クレジットカードはIC付である。地下鉄のTopUpやスーパーのセルフレジでカード払いをする場合は、PINコード(暗唱番号)入力して決済するので、暗唱番号はしっかり覚えておきましょう。
- 海外旅行傷害保険が自動付帯になっている。これ、結構重要なんです。滞在中に怪我をして病院に行ったり、盗難にあったり、賠償責任などが発生した場合、海外旅行傷害保険が自動付帯されているクレジットカードであれば、補償対象になります。ただし、補償対象期間は、旅行・留学開始から3カ月以内に限定されます。
- クレジットカードはVISAやMASTER付である。ほとんど付帯していますが、海外ではこのどちらかがあれば決済は可能です。また万一、現金が必要になった場合、VISAやMASTERのATMから手数料無料でキャッシングから一時借りて、現金を引き出すことができます。換算レートは上乗せ4%ほどなので、手数料がかかる海外預金口座から引き出すよりお得です。
この3つの条件を満たしているカードは海外に強い 三井住友VISAカード です。
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