今回も「謝罪」についての表現ですが、今回の謝罪は、時間がかかりすぎてしまってい
て、待たせている状態を謝罪する表現です。
この待たせている状態について謝罪する表現は、ビジネスメールだけでなく、電話応対
やお店などの店頭でも、頻繁に使われる表現なので、覚えておくと便利です。
「待たせている状態」を謝罪する日本語は、”謝る”ことにポイントが置かれています
が、英語は、”謝る”表現と”感謝する”2通りの表現で表すことができます。
今回は、この2通りの表現をご紹介します。
お役立ていただければ幸いです。
お待たせして申し訳ありません:Apologise for keeping you waiting~ の 謝罪表現
さて、「申し訳ございません」について、以前にもご紹介していますが、
今回も主語のないThank you for~と同じような表現の「謝罪」の英語の表現でご紹介し
たいと思います。
「動詞 + for」の形になるので、”for”の後ろには、「謝罪」内容を”名詞形”で書くこ
とになります。
今回の「謝罪」内容は、待たせていること・我慢させていること対し謝罪する表現とし
ます。
・日本文(例)
この件についてお待たせして申し訳ございません。
・英文(例)
Apologise for keeping you waiting on this.
そして、もう1通りの表現。
Thank for your patience on this.
こんな書き方ができます。
Thank~で始まる方は、文の締めに最後に書いたりして、ビジネスメールでは特におな
じみの表現かもしれませんね。
どちらの表現も「待たせている」ことに言及して謝罪していますが、
日本の文化背景からすると、”すみません”と言いたくなるので、
Apologiseで始めることが多いかもしれませんが、
英語圏でよく耳にするのは、ポジティブな印象のあるThankで始まる表現が多いです。
「感謝する」にスポットを当ててる表現ですよね。
お店でも”お待たせしました~”なんてときは、「Thank for your patience.」
と言われますので、思考的文化背景の違いですね。
今回は、Apologiseで書いてもThankで書いても、意味は同じ!
状況に合わせて、使い分けしてみてください。
Apologise for keeping you waiting on this の 解説
・apologise for 名詞 ~(名詞)を謝る・謝罪する
・apologise 動詞 = 謝る・謝罪する
* apologise イギリス英語表記 / apologize アメリカ英語表記
・keeping you waiting あなたを待たせ続けている
語法的に大事な表現ですね。
・keep 動詞 = 続ける・させ続ける
* keep 目的語 ~(動詞)ing
目的語=人の時、直後には、動詞+ing(現在分詞)が置かれます。
現在分詞の他には、過去分詞・形容詞なども置くことができ、文型の働きとしては、
補語=Cになります。
使役動詞に似た文型を取ることができるkeep(動詞)です。
・on 前置詞 = ~で・~の上に・~について
時や場所を示すときに使われる前置詞ですが、aboutやregardingと同じ「~について」
の意味でも使われます。
・this 指示代名詞 = これ
今回の文章では、全文に"this"についての内容が明記されているので、それを受けて、
「この件」という意味になっています。
Thank you for your patience on this.の解説
おなじみ表現です。
・thank for 名詞 ~(名詞)をありがとうございます・感謝します
・patience 名詞 = 忍耐・我慢
直訳すると、「この件について、あなたの我慢に感謝します」なので、
→ 「この件について、お待たせしましてすみません」となります。
ちなみに、
patient = 忍耐強い・辛抱強い (形容詞) / 患者 (名詞)
です。
”お待たせ”はしないようにするべきですが、してしまったときは、是非この表現で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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